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慢性の腰痛や膝痛には、冷やすのか温めるのかどちらがいいのですか?
通常のケガは急性の状態といえますが、いわゆる腰痛や膝関節炎、変形性膝関節症の痛みなどに対して、冷やすか温めるかは場合によります。マラソンをした後に腰や膝関節が腫れて痛む場合や、ピッチャーをした後で肩関節が熱を持って痛む時には、数十分間冷やす方が後々の痛みや腫れを抑える効果があります。逆に痛みや腫れがそれほどでもない時は、最初から温めた方がよい場合もあります。腰痛は、いわゆるぎっくり腰など急性でとてもひどい痛みの場合でも、最初から温めた方が楽になることが多いようです。
冷やすか温めるかは、実際に冷やすか温めてみて、どちらが気持ちがよいかで決めるのもひとつの目安です。ただし、慢性の腰痛や膝痛の場合は、急性期の後の慢性期には温めるのが基本となります。