緊張型頭痛(緊張性頭痛、筋緊張性頭痛)
主に後頭部から頚部、肩甲部にかけて筋肉が緊張して痛みを生じる頭痛で、頭痛の70~90%を占めているといわれています。原因としては、精神的なストレス、うつ病、肉体の過労、長いあいだ同じ姿勢を続けたり下を向くなどの筋肉の疲労、重い物を持つ作業の連続などがあります。片頭痛などと合併することもしばしばです。
治療としては、原因を除くことができれば一番ですが、そうできない場合、首の軽いストレッチ体操や温めて筋肉の血行をよくする、軽いマッサージ、同じ姿勢を続けないなどがあります。筋肉の緊張を緩める筋弛緩剤や脳に働いて精神的な緊張を緩和する薬剤なども用いられます。