僧帽筋炎(そうぼうきんえん)、捻挫
僧帽筋は後ろから見るとまるで修道士がかぶる帽子のように見えることから名付けられました。後頭部から頚部、背部、肩甲骨をまたぐ筋肉です。この部分が疲れれば肩こりになり、炎症を起こせば寝違えの原因になったりします。交通事故で追突され頚椎捻挫になったときも、この筋肉が捻挫を起こしていることがあります。
湿布やクリームで痛みや炎症を抑えながら、首や肩をゆっくり回して筋肉をほぐす体操が大切です。初期の痛みが非常に強いときは安静や冷やすことも行いますが、急性の痛みや炎症が治まるにつれ、温めつつ体操して筋肉をほぐし伸ばすストレッチが早く治すコツです。指圧や強いマッサージはかえって筋肉を痛めるので、優しく筋肉を柔らかくする程度にしてください。