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変形性肘関節症

 肘関節の骨折や脱臼(だっきゅう)などの外傷、肘の過度の使用(スポーツ選手、大工等)などにより、肘関節の軟骨や骨が変形した状態です。肘の曲げ伸ばしで痛みを生じたり、可動域に制限をきたします。肘が伸びない、曲がらない、時に顔を洗えないなどの不便を生じることもあります。
 治療としては、温熱や可動域改善のリハビリ、消炎鎮痛剤の使用などがあります。どうしても顔が洗えないなど日常生活に大きな障害があるときは手術を行いますが、なかなか可動域は簡単には改善しません。
 肘と膝は可動域がせまいとかなり日常生活に不便を生じます。だからこそ、この肘と膝の手術は他の部位より難しいことが多いと思います。

井尻整形外科井尻整形外科

院長/医学博士 井尻慎一郎
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