石灰沈着性腱板炎
※このページは、肩の前面の「石灰沈着性腱板炎」を引用しています。
いろいろな部位の腱に石灰(リン酸カルシウム結晶)が沈着して炎症を起こす状態です。特に肩関節の腱板( 棘上筋腱(きょくじょうきん)けんと棘下筋腱など)にしばしば起こり、上腕二頭筋長頭腱にも起こりえます。症状は肩の強い痛み、夜間痛、可動域制限などをきたし、夜眠れないほど痛みが強いことがあります。
治療は、局所へのステロイドホルモンの注射が最もよく効きます。さらに消炎鎮痛剤の投与や、痛みが少なくなれば温熱療法と運動療法を行います。総論の「石灰沈着性腱炎・腱膜炎」も参照してください。