胸椎黄靱帯骨化症(きょうついおうじんたいこっかしょう)
胸椎の脊柱管の後ろにある黄靱帯が後縦靱帯骨化症のように骨化するもので、まだ原因がはっきりとはわかっていない病気です。最近野球のある有名監督がこの病気で手術を受けて一般の方にも知られるようになりました。徐々に下半身のしびれや痛みや麻痺をきたしますが、一生問題なく過ごせることもよくあります。レントゲン検査では見つけにくく、CT検査、 MR検査で診断がつくことが多いです。徐々に骨化は進行し、それを止める薬剤はなく、歩行障害や耐えられない痛みやしびれ、排尿・排便の麻痺が生じた場合は、整形外科の脊椎専門家に手術をしてもらいます。