見逃されやすい第1肋骨~第3肋骨骨折、リュックサックなどによる疲労骨折
肩から転倒したりしたときにレントゲン検査で鎖骨の陰になって見逃されやすいのが第1肋骨から第3肋骨の骨折です。特に第1肋骨は鎖骨のすぐ下にあって短く、鎖骨と重なるので見えにくい部分です。さらに患者さんもどこが痛いのか、胸なのか肩なのか背中なのかわかりにくいこともあります。また重いリュックサックを長い間背負って第1肋骨や第2肋骨の疲労骨折を起こすこともありますが(総論の「疲労骨折」)、やはりレントゲン検査でもわかりにくい場所です。