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大腿骨内顆骨壊死症(だいたいこつないかこつえししょう)

※このページは、膝関節の内側の「大腿骨内顆骨壊死症」を引用しています。

 多くは原因不明で発症する大腿骨内側顆部関節面に骨壊死が生じる病気です。腎移植後や全身性エリテマトーデスでステロイドの大量投与を受けたときにも時々発症します。かなり激しい疼痛(とうつう)を伴うことが多く、夜間に痛みが増強する傾向があります。
 レントゲン検査では、病気の進行度に応じて正常から大腿骨内顆関節面の扁平・陥凹(かんおう)化が見られます。
 治療ですが、初期の場合は膝のサポーターや靴に入れる外側が高い足底装具(アウターウェッジ)、杖による部分免荷(めんか)などの治療が行われます。壊死が軽度の場合は徐々に壊死部が治癒してくることも十分あります。関節面の陥凹などが強く、内反変形などを伴い、痛みのコントロールが難しいときは内反変形を矯正する高位脛骨(けいこつ)骨切り術などが行われます。変形が進んで 変形性膝関節症 の病態になると、人工膝関節置換術も行われます。治療の原則はほとんど、変形性膝関節症の治療に準じます。

井尻整形外科井尻整形外科

院長/医学博士 井尻慎一郎
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