リウマチ性関節炎
指のPIP関節とMP関節は関節リウマチの好発部位です。関節リウマチの最初の症状がこれらの関節の痛みや腫れから始まることもよくあります。治療は総論の「関節リウマチ」を参照してください。腫れが強いときは少量のステロイドホルモン、たとえばケナコルトAを関節注射すれば全身にステロイドホルモンを投与するよりはるかに副作用が少ないので効果的なこともあります。しかし、ステロイドホルモンを関節に頻回に注射すると軟骨の萎縮などを起こすので、3ヵ月以上ステロイド注射をした場合は間隔を空けた方が無難です。