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筋肉の炎症

 腰部は上半身を支える要です。脊柱起立筋などのからだを支える筋肉が、歩きすぎ、仕事のしすぎ、重い物を長い時間持つなどの使いすぎで炎症を起こして痛むことがよくあります。マラソンをした後の脚の筋肉の状態を想像していただければわかりやすいと思います。
 マラソンなどの激しい運動の後の筋肉の炎症は最初冷やす方が痛みが取れやすいのですが、それほど強い炎症でない場合は初めから温める方が早く治ります。私は従来から腰痛は初めから温めた方がよいと患者さんに説明してきましたが、2012年日本整形外科学会が編纂した腰痛のガイドラインでも腰痛は温める方がよいとなっています。
 痛みに応じて湿布や消炎鎮痛剤の服用などをしながら、原因を少しでも少なくできるように工夫し、また夜はよく眠って筋肉を安め、朝起きるときは動きはじめの痛みが起きやすいのでゆっくり起きて、いろいろな方向に軽くストレッチをします。痛みが強いときは一時的にコルセットを使います。ただ長くコルセットを着けると腰部の筋肉が弱るので急性期だけにします。痛みが強ければ注射も効果的です。患者さんが、「痛み止めの薬や注射は一時的なものでしょう?」としばしば質問されますが、急性の痛みはいつか治まるので必要に応じて消炎鎮痛剤の薬や注射を使えばそれだけ早く炎症が治まり、治ります。結膜炎も目薬を使って治ればもう使わなくてよくなるのと同じです。
 予防にはふだんからの簡単な体操が大切です。椅子に座って次のようにやってください。
 a 両手を頭の上で組んで、左右にからだをゆっくり倒す。
 b からだをゆっくりと左右にひねって回す。
 c 軽い前屈と反る体操をする。(深く曲げると圧迫骨折を起こすことがある。)
 30秒くらいでできると思いますが、この体操を1日2~5回するだけで予防なります。
 総論の「筋肉痛・筋炎」をご覧ください。

井尻整形外科井尻整形外科

院長/医学博士 井尻慎一郎
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