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腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

 腰椎すべり症や変形性脊椎症など種々の原因により、腰椎の中を通る馬尾神経や神経根を圧迫して炎症や神経の血流障害をきたす病気です。歩きはじめはよいのですが、しばらくして殿部(でんぶ)や脚に痛みやしびれが生じて、休む(特にしゃがんで前屈する)とまた歩けるようになるという、間欠性跛行(こう)が特徴です。動脈硬化による下肢動脈の閉塞でも間欠跛行をきたしますが、しゃがんだり、前屈して症状が軽くなる場合は、この神経性の跛行と考えられます(下腿の「閉塞性動脈硬化症による間欠性跛行」参照)。
 治療はまず、保存的に行います。休み休みでも少しは歩くことが必要です。腰椎を前屈に保つ装具などもあります。消炎鎮痛剤や神経の血流をよくするプロスタグランディン製剤などを使用しながら、硬膜外ブロックを行うと有効です。神経痛の薬であるリリカも効果的です。どうしても症状が強くて日常生活に支障がある場合は、手術をします。

井尻整形外科井尻整形外科

院長/医学博士 井尻慎一郎
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