開張足
足の前後のアーチ、つまり土踏まずの部分のアーチを縦アーチと呼び、足の指が先端から見ると第1趾(足の親指)から第5趾(足の小指)にかけてアーチになっているのを横アーチと呼びます。本来、少し手指をすぼめたようになっていますが、開張足は手のひらを開いて指を伸ばしたように足指が平らに開いている状態です。縦アーチが崩れて伸びて平べったくなっているのが扁平足で、横アーチが崩れて伸びて平べったくなっているのが開張足です。開張足になると足のクッション機能も悪くなりますが、横に広がるために外反母趾(がいはんぼし)や内反小趾をきたしやすくなります。また平べったくなるために鶏眼(魚の目)などができやすくなります。治療としては 扁平足 と同じで、足の内部の筋肉を強くする体操、タオルを足の下に敷いて足指でタオルを引き寄せるタオルギャザーや足趾でのグー・チョキ・パーのじゃんけんの体操をします。アーチサポートも効果的です。